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「曖昧さのもつ可能性」

2009年10月13日

2歳半になる娘は、
鯉を見てもイルカを見ても

”タイタイ”

と言う。

それだけでなく、絵本を見せてトラを教えても、

”ニャンニャン”

と言ったりする。

お風呂にいつも一緒に入っているビニールのアヒルを

”アヒル”(しかもまだアリル)

と言うので、
アヒルは覚えたかなと思っていると、
散歩の時に見かけた鳩を”アリル”と言う。

はじめに猫を  ”ニャンニャン”
犬を      ”ワンワン”

などと教えていたからだろうけど、
そんなもんだろうと思っていたから、
それ以上は気にならなかった。

ところがある日、
たまたま観たテレビで、
天才児を育てることで有名な女性が

”言葉は最初から正確に教えたほうが良い”

と言っていた。

車は「車」、猫は「猫」というふうに。


彼女によれば、途中で覚えなおすのは二度手間だし、
子供にとっては外国語を教わっているようなものだ、と
いうようなことだった。

私は「あ、良くないんだ・・・」と少し責任を感じた。

それからまたしばらく経って、
退屈しのぎに娘に動物の絵を描いてやったら興味を示したので、

調子に乗った私は思いつく限り動物の絵を描き続けた。

そしたら、彼女は次々に

「ワンワン!」
「ニャンニャン!」
「キリン!」
「クマさん!」

と、得意そうに答える。

最初楽しかったが、私の方がすぐに疲れて面倒になり、
はじめ丁寧だったイラストは雑になった。

それでもやっぱり娘は間違うことなく
「キリン!」
などと答える。

確かに首は長いけど、
絵本とは似ても似つかないようなお粗末なキリンなのに。

パンダだって、クマの目のまわりと耳を黒く塗れば
「パンダ」
とくる。

そうか、これでいいんだと思った。

もう彼女は、

キリンがなぜキリンなのかちゃんと分かっている。

表面的な細かい違いは気にならないのか認識出来ないのか・・・

あるいは違いを認識しているけど
名前を教えられていないから、
知っている言葉で間に合わせているのか・・・

外からは見えないけど、とにかく彼女は分かっている。

これが大人なら、こんなのキリンじゃない、パンダはもっとこう、
と笑うところかもしれないが、

これが人間に初めから備わっている能力なんだと思った。

それさえあれば、ある時期において、
なんでもかんでも魚が”タイタイ”で、鳥が”アリル”でもいいじゃない。
まだ小さな娘は、これからなんだからと思えるようになった。

これからこの雑多な環境の中でふわふわと漂いながら、

似ているけどちょっと違う、

全然違うけどちょっと似ている、

というようなことを見つけながら、
必要なことはちゃんと自分に引き寄せていけるということだから。

むしろそのふわふわしているところに
新しいものを取り込む可能性があるのかもしれない。

そう言えば・・・

ヒッポでは私はまだまだ赤ちゃんをやれていないなあと思う。

この雲をつかむような作業にしびれを切らして、
すぐに答えを求めてしまう。

小さい子供の、このゆったりとした営みがちょっとうらやましい・・・


記者 さくら


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ゆうゆ

Author:ゆうゆ
「7カ国語で話そう!」のキャッチフレーズでおなじみのヒッポファミリークラブです。

環境があれば、ひとは誰でも何歳からでも何ヶ国語でも話せるようになります。
生まれながらにして、ひとはそういう能力を持っているからです。

私たちは赤ちゃんが自分のまわりの環境の中から
音(ことば)をとりこみ、
母語を話せるようになってゆくやり方(自然習得)で、

複数の外国語を同時に習得しながら

それを生かした国際交流をおこなっています。

今までの文法や単語を勉強する方法とは違って

自然習得だから英語もラクちん!

自然習得だから、「同時に複数の外国語」でも
苦労することがありません。

私たちのふだんの活動の様子をぜひ、覗いていってください。

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