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ノーム・チョムスキーさんの講演会に行ってきました。⑦

2011年04月22日

 エリザベスさんのIntroductionに続いて堅史さんが、

ヒッポを代表して、チョムスキーさんへの感謝の辞。

それから、

「この講演会は、Ustreamで全世界のヒッポのメンバーに配信されてます。」

って一言。

そうだよ!

今頃日本のみんなも眠い目をこすりながら、この光景を見てるんだ!

みんなと繋がってこの場を感じてる。
 
次にスザンヌさんが

「今日の講演会は、チョムスキーさんとヒッポの繋がりにとって

記念すべきものになるでしょう。」

とお話された。

ヒッポの環境に感動してくださり、

チョムスキーさんの研究も熟知していらっしゃるスザンヌさんの言葉、

私達の感慨もひとしおだった。
 
そして、静かに講演が始まった。

チョムスキーさんの声は、決して大きくはないけど、

明確に会場に響いた。

講演は、終始和やかな雰囲気の中で進んでいった。

自分の主張を誇張するでもなく、

でも自信を持って語られるチョムスキーさんは、本当に素敵だった。

 講演の中で繰り返し聞こえてきたのは、

「人間の中に確かにある、そして人間にしかない言葉を生み出す力

(=普遍文法(Universal Grammar=UG))の確たる存在」

あかちゃんを取り巻く環境は本当に混沌としている。

言葉の生成には関係ないデーターもたくさんある。

でも、その中からあかちゃんは、言葉を作っていくに必要な

データーを取り出し、言葉を話すために生まれながらにして

もっている機能にそれを取り込んで、言葉を話せるようになっていく。

同じデータに同じように触れていても、

チンパンジーや、蜂や、蟻には、言葉は発生しない。

それは、世の中に数ある種類の生き物

speciesの中で人間だけに与えられた力なのだ。

ほぼ5万年前私たちはその能力(=UG)を手に入れた。

その能力は、今も昔も変わらない。

周りのデータ(パラメータ(媒介変数))がそれをどう発生させるかを決める。

日本語か、英語か、はたまた多言語か。

その能力(=UG)はそれだけ柔軟でおりこうさん。

でも、私達の中にあるその「力」は、

いくら偉い学者さんでも目で見る事は出来ない。

さらに、人間の言葉のメカニズムは気が遠くなるほど複雑だ。

それを自然科学的な切り口、

科学者みんなが納得する切り口で記述するのは大変な作業。

頭の中を見るわけにはいかないので

「言葉」の振る舞いから推測するしかない。

言葉の振る舞いから、余分なものを取り去って、取り去って、

言葉を作り出す力のための必然のみを残し、

具体的記述しようとしているチョムスキーさん。

その具体性,(特にそれをGrammarと言い切る具体性)に

私の中で漠然としていた「力」がより具体的に存在感をもって感じられた。

チョムスキーさんのお話に私の中の体験が

「私、そうなってる。そうなってる!知ってるよ!」

って何度も頷いた。


そして、ふと思った。

チョムスキーさんのこのお話をこれだけ実感を持って聞けるのは、

言葉がどう発生していくかを私達は内側から知っているからだ!

もっと言えば、(だんだん大胆に!)

チョムスキーさんのお話にこれだけ実感を持って頷けるのは

私達だけだ!(勝手な大自慢です!)

ヒッポに入って初めて耳にした

「韓国語」との出会いを思い出していた。

初めて聞いた時、

「なんじゃこりゃ?これが人間の言葉?」

って思った。

ただただどこまでも無秩序な音の並びだった。

でも、ある時突然霧が晴れたように

韓国語が

「人間の言葉」

として見えて来た。

ヒッポで言葉が分かり始めるときはいつも同じ感覚がある。

外から見るとあまりに違う言葉たち、違いしか見えて来ない。

でも、その中に飛び込んで内側からあかちゃんのように見つけようとしたら、

見つかってくるのだ。

「同じ!同じ!言葉は違うけど、中身は同じ人間の言葉だ」

って。

言葉が丸ごとわかってくる感覚! 

私の中の

「人間として言葉を見つけ生み出す力(=UG)」

がレゾナンスしているっていう感覚。


15-20110422162212.jpg
チョムスキーさん講演会

チョムスキーさんのお話は、当初の予定45分を大幅にオーバー、

質疑応答も含めて1時間半あまりお話された。

参加者の中から出てきた質問(5問くらいだったか。。)

にもとっても丁寧に答えられていた。

誰にでもちゃんと向き合ってるチョムスキーさんのスタンスが

とっても素敵だった。

講演会が終わってすぐ思った

「ここまで来てよかった。」

なんだか感動で自分がうるうるしているのが分かった。

不思議と新しいことを見つけたという感覚はなかった。

見つけたというより、

「本当だった。」

って感覚が私に残った。

そして私の中の何かがまた一つ

「確信」

に変わった。
16-convert_20110422162250.jpg
チョムスキーさんグループ写真
(続く・・・)

<くにこ>
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プロフィール

ゆうゆ

Author:ゆうゆ
「7カ国語で話そう!」のキャッチフレーズでおなじみのヒッポファミリークラブです。

環境があれば、ひとは誰でも何歳からでも何ヶ国語でも話せるようになります。
生まれながらにして、ひとはそういう能力を持っているからです。

私たちは赤ちゃんが自分のまわりの環境の中から
音(ことば)をとりこみ、
母語を話せるようになってゆくやり方(自然習得)で、

複数の外国語を同時に習得しながら

それを生かした国際交流をおこなっています。

今までの文法や単語を勉強する方法とは違って

自然習得だから英語もラクちん!

自然習得だから、「同時に複数の外国語」でも
苦労することがありません。

私たちのふだんの活動の様子をぜひ、覗いていってください。

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